リアルタイム版大戦略
その名の通り？リアルタイム進行する作戦級SLG。まあ、シミュレーションというよりは「ウォーゲーム」と呼ぶ方が相応しいか。
1992年ころ、NEC PC9801シリーズ向けに出ていた「大戦略Ⅳ」をベースにしたオンライン向き改修版で、根本的なシステムは変わっていないが、ネットワーク時代に対応して改修がなされている。ちなみに、その後「大戦略Ⅳ」のWindows版も発売されている。
最大の特徴は、LANもしくはInternet上のSystemSoftが設定した専用サーバーを介して最大４人までの対戦プレイが可能になったことで、これに伴い細かいシステムが対戦向けに改良されている。
ちなみに、大戦略Ⅳでもシリアル(モデム)経由で対戦プレイが可能だったが、１対１のみでしかも電話は直接繋がなければいけなかったので、利便性の点で格段の進歩である。
それから、このゲームはプレイ時にＣＤを要求しないため、ノートパソコンユーザーにはありがたい。ノートに入れて友達の家に持っていってLANで対戦、ということも可能なので大変けっこうである。
ゲーム的には、大戦略Ⅳでは戦闘してお金を貯めて強い兵器を買うという方法だったが、今回は対戦プレイに配慮して配備に資金が必要な形になったので、強い軍団を作るにはユニットに経験を積ませてレベルを上げる必要がある。
そういえば以前は同種の兵器をグレードアップする「買い替え」があったと思ったが、今回はこのシステムはない。
今回は性能的に劣る安い兵器でもマップの初期資金の設定次第で「使える」兵器になるので、そういった兵器のレベルアップも重要になってくるだろう。まあ、最初はいい兵器を育てて勝てるようにして、そのサポート下で育てる方が楽だろう。
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