鈍色の攻防

　このページのタイトルの元ネタ。

　コンセプトとしては、架空の歴史上で戦車戦のシミュレーションを行うゲームである。

　ゲームは、ストーリー部分と戦闘部分に大きくわけられ、ストーリーは戦闘結果によっていくつかに分岐する。また、戦闘を経ることで経験を積んで技量を上げるＲＰＧ風の味付けもされている。

　戦闘では、自分の乗車車両はシミュレーター風のダイレクト操作(ただし、戦車長である自分はあくまで目標を指示するだけで、射撃を実際に行うのは同乗している部下という扱い)、他に部下の車両が何台(最大9台)かおり、これらには簡単な命令を下す戦術級シミュレーション風、と一粒で二度美味しい。ただ、部下がちょっと能力的に信用が置けないので、困難な局面ではどうしても自分の戦闘能力が問題になってくる。

　出てくる戦車は史実の戦車を元にしてアレンジされており、戦車マニアでなければとてもわからないような戦車も登場する。このために私は「世界の戦車」という本を買ってしまった。

　いいゲームなのだが、なにぶんテーマがマイナーであるのと、内容的に戦車を取り扱う上で美味しい部分(ＷＷ２以前〜ＷＷ２末期)をしゃぶり尽くしているため、続編や類似ゲームの登場は難しいものと思われる。

　　　→　「鈍色の攻防」戦車リスト（未完成）

　　　→　「鈍色の攻防」の各章の概説（未完成）

※　上記の戦車リスト・各章概説については詳細に調査したわけでもないので誤り等があるであろうことをお断りしておきます(^_^;)

　鈍色の攻防の世界は架空の世界であるが、基本的には第二次世界大戦前の実在の世界をベースに脚色されているようである。もちろん、さまざまな違いがあり、例えばグスタフ(ドイツ)は第一次世界大戦に負けていないようであるし、極東列島(日本)は幕末に統一政府の設立に失敗したのか、ユーロディエール(イギリス)の分家がいたり、九州がビシー植民地？であったりする。

　このほかにも自前の戦車を持たない国がいくつか登場する。

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